妊娠中のリレンザの服用

リレンザ服用での胎児への影響とは

妊娠中にインフルエンザにかかってしまった場合、胎児に悪影響を与えてしまう可能性があるため、薬は服用してはいけないとされています。

妊娠中の方がインフルエンザにかかった場合、リレンザが処方されることがあります。リレンザは、飲むタイプの薬ではなく、吸引するタイプのインフルエンザ治療薬であるため、他の薬に比べて副作用が起こる可能性は低いといわれていますし、日本産婦人科学会によると、リレンザは胎児に悪影響を与えることはないとしています。経口薬の場合は、胃で薬の成分が吸収されて血液によって体中に運ばれるため、胎盤を通じて胎児に薬の成分が届いて悪影響を及ぼす恐れがあります。リレンザはインフルエンザの治療効果が高いため、適切に使用すれば、胎児への影響を心配する必要はほとんどありません。

インフルエンザにかかった場合、発症後48時間以内にリレンザを服用することが重症化を防ぐために有効と言われているので、すぐに医療機関で診察を受けて、リレンザを処方してもらいましょう。妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすく、高熱や肺炎などの合併症で母体や胎児が死に至ってしまうこともあるようです。28週以降の妊婦は特に重症化しやすく注意が必要であると日本産科婦人科学会も警告しているので、治療を受けて安静にし、治すことに専念してください。

妊娠中にインフルエンザに感染すると、胎児が統合性失調症リスクが高まったり、双極性障害になる可能性が約4倍に高まったり、出産時にインフルエンザになってしまった場合、体力不足で帝王切開による出産を選択しなければならなくなります。さらに、新生児のけいれんや脳炎、脳性麻痺といった命に関わる状態になることもあります。インフルエンザにかかったら自己判断せず、医療機関でリレンザの処方を受ける方が母体と胎児にとっても安全な選択となります。